この記事でわかること
・任意整理中に生活費が足りない場合の対処法
・利用できる公的支援制度の種類
・任意整理中に借り入れができるかどうか
・家計を見直すポイント
結論から言います。任意整理中でも利用できる公的支援制度があります。新たな借り入れは避けるべきですが、公的支援を活用することで生活費を確保できます。この記事を読めば、任意整理中の生活費不足への対処法が完全にわかります。
目次
任意整理中に新たな借り入れはできるか
任意整理中に新たな借り入れをすることは、原則として避けるべきです。
理由は2つあります。
①弁護士との契約に違反する可能性がある
任意整理を依頼する際、新たな借り入れをしないことを約束するケースがほとんどです。
②返済がさらに困難になる
任意整理中に新たな借金を作ると、返済計画が崩れて任意整理自体が失敗するリスクがあります。
生活費が足りない場合は借り入れではなく、公的支援制度を活用することを強くおすすめします。
任意整理中に使える公的支援制度
①緊急小口資金(社会福祉協議会)
新型コロナウイルスの影響で知名度が上がった制度ですが、緊急に生活費が必要な場合に低金利または無利子で借りられる制度です。
・貸付額:原則10万円以内
・利率:無利子
・申請先:お住まいの市区町村の社会福祉協議会
②総合支援資金(社会福祉協議会)
生活の立て直しのために必要な生活費を貸し付ける制度です。
・貸付額:月20万円以内(単身世帯は15万円以内)
・期間:原則3ヶ月以内
・利率:無利子(連帯保証人がいる場合)
③生活保護
収入が最低生活費を下回る場合に申請できます。任意整理中でも生活保護を受給することは可能です。生活保護費は差し押さえの対象にならないため安心して受給できます。
申請先:お住まいの市区町村の福祉事務所
④住宅確保給付金
家賃が払えなくなった場合、一定期間家賃を補助してもらえる制度です。
・対象:離職・廃業から2年以内の方など
・給付期間:原則3ヶ月(最大9ヶ月)
・申請先:お住まいの市区町村の自立相談支援機関
⑤法テラスの審査
弁護士費用が払えない場合、法テラスが費用を立て替えてくれる制度です。月々5,000円程度の分割払いで返済できます。
家計を見直して生活費を確保する方法
固定費の削減
通信費
格安SIMに変更するだけで月々5,000〜10,000円の節約になります。
保険料
任意整理中は生命保険・医療保険の見直しで月々の支出を減らせます。ただし解約返戻金が20万円以上ある場合、自己破産では処分対象になることがあります。
サブスクリプション
使っていないサービスを解約するだけで月々数千円の節約になります。
収入を増やす方法
副業・アルバイト
任意整理中でも副業・アルバイトは自由にできます。収入を増やすことで返済が楽になります。
不用品の売却
フリマアプリなどで不用品を売却することで、まとまったお金を確保できます。ただし自己破産の場合は財産処分に注意が必要です。
任意整理の返済が苦しくなった場合
返済計画を立てた後でも、事情が変わって返済が苦しくなることがあります。その場合は一人で抱え込まずに依頼している弁護士にすぐに相談しましょう。
返済計画の変更交渉をしてもらえる場合があります。それでも難しい場合は個人再生・自己破産への切り替えを検討することになります。
詳しくはこちら
→「任意整理と個人再生どちらを選ぶべき?違いと選び方を徹底解説」
よくある質問
Q.任意整理中に家族にお金を借りることはできますか?
A.家族からの借り入れは問題ありませんが、弁護士に報告しておくことをおすすめします。
Q.任意整理中にクレジットカードは使えますか?
A.任意整理の対象にしたカードは使えなくなります。対象にしていないカードは使える場合がありますが、新たな借金を増やさないよう注意が必要です。
Q.任意整理中にパチンコや競馬はしてもいいですか?
A.法律上の禁止はありませんが、ギャンブルで借金が増えると返済計画が崩れます。任意整理中はギャンブルを控えることを強くおすすめします。
Q.任意整理が完了するまでどれくらいかかりますか?
A.弁護士に依頼してから和解成立まで通常3〜6ヶ月程度かかります。その後3〜5年かけて返済します。
まとめ
任意整理中の生活費不足への対処法をおさらいします。
・新たな借り入れは避ける
・緊急小口資金・総合支援資金などの公的支援を活用する
・固定費を見直して支出を減らす
・返済が苦しい場合は弁護士にすぐ相談する
一人で抱え込まずに、公的支援と専門家のサポートを活用してください。
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