この記事でわかること
・債務整理中に引越しができるかどうか
・手続き別(任意整理・個人再生・自己破産)の制限の違い
・引越しする際の手続きと注意点
・郵便物の転送について
任意整理・個人再生の場合は引越しに制限はありません。自己破産の場合のみ、手続き中に裁判所の許可が必要になる場合があります。この記事を読めば、債務整理中の引越しについて完全にわかります。
手続き別・引越しの制限
任意整理の場合:制限なし
任意整理は裁判所を使わない手続きのため、引越しに制限はありません。手続き中でも自由に引越しできます。ただし住所が変わった場合は、依頼している弁護士・司法書士に速やかに連絡しましょう。
個人再生の場合:基本的に制限なし
個人再生も基本的に引越しの制限はありません。ただし裁判所からの書類が届くため、住所変更の際は裁判所と弁護士に速やかに連絡する必要があります。
自己破産の場合:裁判所の許可が必要な場合あり
自己破産の手続き中(免責確定まで)は、長期の転居や海外渡航に裁判所(管財人)の許可が必要な場合があります。
ただし同じ市区町村内の引越しや、やむを得ない理由(仕事・家族の事情など)がある場合は許可が下りることがほとんどです。弁護士に事前に相談してから手続きを進めましょう。
引越しする際の手続き
①依頼している弁護士・司法書士に連絡する
まず最初に、依頼している専門家に引越しの予定を伝えましょう。書類の送付先が変わるため、早めの連絡が必要です。
②債権者への住所変更通知
任意整理の場合、交渉中の債権者に住所変更を通知します。弁護士が代行してくれる場合がほとんどです。
③裁判所への住所変更届(個人再生・自己破産の場合)
個人再生・自己破産の場合は裁判所にも住所変更を届け出る必要があります。弁護士が手続きをしてくれます。
④郵便局への転送届
旧住所宛の郵便物を新住所に転送するよう、郵便局に届け出ましょう。債権者からの郵便物が届かなくなるトラブルを防げます。
引越しと賃貸契約の注意点
信用情報の影響
債務整理をすると信用情報に記録が残るため、賃貸契約の審査に影響する場合があります。特に信用情報を確認する保証会社を使う物件は審査が厳しくなることがあります。
審査が通りやすい物件の特徴
・保証会社を使わない物件(大家さんと直接契約)
・公営住宅(都営・市営住宅など)
・身内や知人の物件
公営住宅は信用情報の審査がないため、債務整理後でも入居しやすいです。収入要件を満たせば申し込めます。
家賃保証会社について
信用情報を確認しない家賃保証会社もあります。不動産会社に「信用情報を確認しない保証会社を使いたい」と相談してみてください。
引越し費用が払えない場合
債務整理中は生活が苦しい場合も多いです。引越し費用が払えない場合は以下の制度を活用しましょう。
生活福祉資金貸付制度
社会福祉協議会が行っている低金利の貸付制度です。引越し費用も対象になる場合があります。
法テラスの審査
生活保護受給者や低所得者向けに、生活に必要な費用の立替制度があります。
行政の住宅支援
各市区町村で住宅支援の補助金や制度がある場合があります。お住まいの市区町村の窓口に相談してみてください。
よくある質問
Q.債務整理中に住所変更しないとどうなりますか?
A.裁判所や弁護士からの書類が届かなくなり、手続きに支障が出る可能性があります。引越しが決まったら速やかに連絡しましょう。
Q.債務整理中に県をまたいだ引越しはできますか?
A.任意整理・個人再生は問題ありません。自己破産の場合は弁護士に事前に相談してください。
Q.引越し後に債務整理を始めることはできますか?
A.できます。引越し後の住所で弁護士に依頼して手続きを進められます。
Q.賃貸の更新審査にも影響しますか?
A.更新の場合は新規契約と違い審査が簡易なことが多く、影響しないケースがほとんどです。
まとめ
債務整理中の引越しについてポイントをおさらいします。
・任意整理・個人再生:引越しの制限なし
・自己破産:手続き中は裁判所の許可が必要な場合あり
・引越し後は弁護士・裁判所・郵便局への連絡を忘れずに
・賃貸審査は保証会社を使わない物件や公営住宅が通りやすい
引越しを検討している方はまず依頼中の弁護士に相談してください。まだ依頼していない方は無料相談から始めましょう。
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