この記事でわかること
・奨学金も債務整理の対象になるかどうか
・返還が苦しい場合に使える制度
・奨学金の返還猶予・減額制度の使い方
・奨学金と他の借金をまとめて解決する方法
「債務整理をしたのに奨学金の返済も苦しい」という方は多いと思います。奨学金も状況によっては債務整理の対象にできます。また返還猶予・減額制度を活用することで返済の負担を減らせます。この記事を読めば、奨学金の返済が苦しい場合の対処法が完全にわかります。
奨学金も債務整理の対象になるか
任意整理の場合
奨学金(日本学生支援機構)も任意整理の対象にできます。ただし奨学金を任意整理すると保証人(親・兄弟など)に請求がいく可能性があります。
保証人への影響を避けたい場合は奨学金を対象から外して、他の借金だけを整理する方法があります。
自己破産の場合
奨学金も自己破産で免除できます。ただし同様に保証人への影響があります。
機関保証を利用している場合
機関保証(保証会社が保証)を利用している場合は、保証人個人への影響はありません。
奨学金の返還が苦しい場合に使える制度
①返還期限猶予制度
経済的な理由・病気・災害などにより返還が困難な場合、返還を最長10年間猶予してもらえる制度です。
申請先:日本学生支援機構
申請条件:年収300万円以下など
②減額返還制度
経済的な理由により返還が困難な場合、毎月の返還額を半額または3分の1に減らせる制度です。
申請先:日本学生支援機構
減額期間:最長15年間
③返還免除制度(給付型のみ)
給付型奨学金は返済不要のため、この問題は該当しません。
返還猶予・減額制度の申請方法
申請手順
- 日本学生支援機構のホームページからスカラネット・パーソナルにログイン
- 返還期限猶予または減額返還の申請を選択
- 必要書類(収入証明書など)を準備して提出
- 審査結果を待つ
申請は毎年更新が必要です。経済状況が改善するまで継続して申請できます。
申請に必要な書類
・源泉徴収票または確定申告書の写し
・給与明細(直近3ヶ月分)
・その他収入を証明する書類
奨学金と他の借金をまとめて解決する方法
奨学金以外にも借金がある場合、まとめて解決する方法があります。
任意整理で奨学金以外を整理する
保証人への影響を避けたい場合は奨学金を対象から外して、消費者金融・クレジットカードなど他の借金だけを任意整理します。他の借金の利息がなくなることで、奨学金の返済に回せるお金が増えます。
奨学金も含めて個人再生・自己破産を検討する
保証人が機関保証の場合、または保証人への影響を許容できる場合は奨学金も含めて個人再生・自己破産を検討できます。
よくある質問
Q.奨学金の返還を長期間滞納するとどうなりますか?
A.督促状が届き、最終的には給与や財産が差し押さえられます。滞納している場合は早めに日本学生支援機構または弁護士に相談してください。
Q.奨学金の保証人が亡くなった場合はどうなりますか?
A.保証人の相続人に保証債務が引き継がれます。新たな保証人を立てるか機関保証に切り替える手続きが必要になります。
Q.奨学金の返還猶予中も利息は発生しますか?
A.第一種奨学金(無利子)は利息なし、第二種奨学金(有利子)は猶予中も利息が発生します。
Q.奨学金を任意整理した後に新たな奨学金を借りられますか?
A.任意整理後は信用情報に記録が残るため、新たな有利子奨学金の審査が通りにくくなる場合があります。
まとめ
債務整理後の奨学金問題についてポイントをおさらいします。
・奨学金も任意整理・自己破産の対象にできる
・保証人への影響を避けたい場合は対象から外す
・返還猶予制度(最長10年)・減額返還制度(最長15年)を活用する
・他の借金を任意整理して奨学金の返済余力を作る
一人で抱え込まずに、まずは無料相談で専門家に状況を話してみてください。
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