この記事でわかること
・任意整理の和解後の流れ
・返済口座の設定方法
・和解後の注意点
・返済が滞った場合の対処法
任意整理の手続きが終わって和解が成立したら、次は返済の開始です。「和解後は何をすればいいのか」という疑問を持つ方は多いと思います。この記事を読めば、任意整理の和解後にやることと注意点が完全にわかります。
任意整理の和解とは
任意整理の和解とは、弁護士と債権者との交渉が成立して返済計画が確定した状態のことです。和解後は確定した返済計画に基づいて毎月返済を続けます。
和解後の流れ
ステップ①和解書・分割弁済契約書の確認
弁護士から和解書・分割弁済契約書が届きます。返済金額・返済期間・返済先口座などを確認してください。
ステップ②返済口座の確認・設定
各債権者への返済口座を確認します。振込先・口座番号・名義人を正確に確認しましょう。間違えると入金されない場合があります。
ステップ③毎月の返済スケジュールを立てる
返済日・返済金額を把握して毎月の収支計画を立てましょう。
返済日に確実に口座に入金できるよう、給与日と返済日のタイミングを確認してください。
ステップ④返済開始
確定した返済計画に基づいて毎月返済を続けます。通常は振込で返済します。
和解後の注意点
注意点①返済を滞らせない
最も重要な注意点です。返済が2〜3回滞ると「期限の利益の喪失」となり、残りの借金を一括返済するよう求められます。
返済を滞らせないために:
・返済日の前日に口座に入金する習慣をつける
・自動振込の設定をする
・返済日をスマホのカレンダーに登録する
注意点②新たな借金を作らない
任意整理後は信用情報に記録が残っているため、新たな借り入れは難しい状況です。万が一できたとしても、新たな借金を作ると返済計画が崩れます。
注意点③弁護士への連絡を維持する
収入の変化・住所変更・体調不良など状況が変わった場合は、必ず弁護士に連絡してください。
返済が滞った場合の対処法
一時的に払えなくなった場合
一時的に払えなくなった場合は、すぐに弁護士に連絡してください。債権者に事情を説明して返済を猶予してもらえる場合があります。
一人で抱え込んで無視することが最悪の選択です。早めに相談することで解決策が見つかります。
長期的に払えなくなった場合
収入が大幅に減少するなど、長期的に返済が難しくなった場合は個人再生・自己破産への切り替えを検討することになります。弁護士に相談して最適な方法を選びましょう。
詳しくはこちら
→「任意整理と個人再生どちらを選ぶべき?違いと選び方を徹底解説」
返済完了後にやること
返済が全て完了した後にやることも確認しておきましょう。
①完済証明書を受け取る
各債権者から完済証明書を受け取ることをおすすめします。「返済が完了した」という証拠になります。
②信用情報の確認
完済後5年程度経過したら信用情報機関に開示請求して、事故情報が削除されているかを確認しましょう。
③貯蓄を始める
返済が完了したら毎月の返済額分を貯蓄に回しましょう。緊急予備費を3〜6ヶ月分貯めることを目標にしてください。
よくある質問
Q.和解後に弁護士費用の支払いはまだ続きますか?
A.弁護士費用の積立が完了していない場合は、返済と並行して積立を続ける場合があります。弁護士に確認してください。
Q.和解後に引越しをする場合はどうすればいいですか?
A.住所が変わる場合は弁護士と各債権者に連絡してください。振込先口座は変わらないため、返済への影響はほぼありません。
Q.和解後に転職した場合はどうすればいいですか?
A.収入が変わる場合は弁護士に報告してください。返済計画の変更が必要になる場合があります。
Q.完済後に信用情報はすぐに回復しますか?
A.完済後すぐには回復しません。完済から約5年で信用情報の記録が削除されます。
まとめ
任意整理の和解後にやることをおさらいします。
・和解書・返済口座を確認する
・毎月の返済スケジュールを立てる
・返済を絶対に滞らせない
・新たな借金を作らない
・状況が変わったら弁護士に連絡する
返済を着実に続ければ、必ず借金から解放される日が来ます。一人で抱え込まずに、困ったことがあればすぐに弁護士に相談してください。
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